30を過ぎて自動車運転免許を持っていないと、なにかと馬鹿にされる気がするのですが、そんな経験はないですか。
男が車に乗れないことはダサいという考えは、おそらく高度経済成長期以降で自動車が普及して以降、数十年来持たれている発想かもしれません。
免許を持っていると確かに仕事の面でも優遇されることがあるし、私生活の面でもあったほうがなにかと都合が良いこともあるでしょう。
いま日本の社会だけでなく、世界が車社会といわれて久しい状況です。
街の構造自体も車に合わせてつくってあるくらいですから、確かに車に乗らない男はダサいと発想する人もいるでしょう。
それはおそらく車を頻繁に運転する人や、移動手段として男性に頼る女性の発想として、ありがちになっているようです。
メーカーの戦略として、車運転できないイコールダサいイメージをつけたがるところも、あるかもしれません。
その反面で決して周囲に流されず、免許を取らないという人も居ます。
免許を最初から取る気がない人というのは、都心の若い世代に多いそうです。
都心部に居住していると鉄道網やバス路線が発達していて、車がいらないということも理由になっています。
また、車は人に借りたり、タクシーなどを利用すればいいと考えることもあります。
いまの日本は若い世代に非正規雇用者が増えて年収が減り、都市の物価があがって車の維持ができないという理由も関係しているそうです。
ですから車に乗らないことは、決してダサいとばかりは言えないというのが答えではないでしょうか。